ウォーキング中のお話

 お友達同士やご近所さんで池の周りをウォーキングしている人たちの会話は嫌でも耳に入ってしまう事があります。良い事も悪い事も面白い事も聞こえてしまうので「聞いちゃってごめんなさい」という事もたびたびあるのです。おおかたは歩いているうちの振動で忘れてしまうので家まで持ち帰るような話題もないのですが、もう可笑しくて仕方がないとか、私もそう思う、というような事は頭には残ってしまいます。
 ある若いお母さんふたりが話していた事に夕食メニューの話題がありました。何が食べたいか家族に聞くと酢豚と言われたそうです。でもそのお母さんが言う事には、酢豚にするのには豚の角切りを唐揚げにして、それから野菜などと一緒に味付けしてとろみを付けなけれはならず、わざわざ揚げたての豚の唐揚げを更に調理せずにそのまま美味しく食べたいと思うそうです。
 これには私も思わず「同感」って叫びたくなりました。我が家でもカツ丼をリクエストされる事があるのですが、揚げたてのカツはサクッとトンカツで食べたいと思うからです。揚げたてで作るカツ丼は美味しいのでしょうが、我が家のカツ丼はもっぱら残りのトンカツを利用することが常になっています。
 時には学校の話題が聞こえて来ます。昨日の保護者会ではあるお母さんが困った発言をしていたとか、役員の集まりに全く顔を見せずにいて困るとか、そんな話題も聞こえて来る事がありますが、学校とは無縁の私ですので名前を言われたところで顔と繋がる事もな
く、いつの時代も大変なんだなと思うだけです。
 最近は仕事を持っているお母さん方がますます増えて、学校の行事や役員活動なども出来る事ならば参加したくないとか、忙しいので参加できないと言う人も増えているようです。だから、気がつくといつも学校に出向くお母さん方の顔は決まってきてしまうのだそうです。
 いろいろな話しを小耳に挟みつつ、自分とは違う世界を少しだけでものぞかせてもらえる気もして少し楽しみな感じもします。考えればこんな風に歩きながら話しが出来ている人たちっていうのは幸せなのかもしれません。