野鳥観測

 公園の入り口からくるっと反対側に行くと、少しだけ干潟のような部分があります。葦や茅のような植物でしょうか、たくさん生えているのです。そして、その植物の生えた茂みの中からは色々な音が聞こえるのです。カサカサっという葉っぱがこすれる音もそうですが、鳥が鳴く声、ブツブツ言っているような声、勢い良く鳥の羽ばたく音、何かをつつくような音。茂みの中は一体どうなっているのだろうと思うこともあります。きっと、たくさんの生物が棲息しているに違いありません。
 時々、望遠鏡って言うのでしょうか、それを持って野鳥観測をしている人を見かけます。私よりもずっと年齢が高いような方達が望遠鏡をのぞきながらメモを取り、そして首から掛けたカメラを手にシャッターを押しています。カメラにも長い望遠レンズが付いていて、服装も本格的な風にも見えます。私は野鳥もですが、野鳥は遠くて見えないのでその野鳥観測をする人たちを眺めて、興味津々となるのです。
 確かに茂みの中からの鳥の鳴き声はいろんな鳴き声で、姿は見えないものの違った種類の鳥だったり、オスとメスで鳴き声の違う種類の鳥がいるようです。姿をみて種類を判断するのはなんとか出来るものの、声だけで鳥の種類が分かればそれも楽しいだろうなと、色々な鳴き声を聞きながら思うのでした。
 池の浅瀬にはシラサギが降り立って、長いくちばしで水の中をつついていました。何か食べるものがあったのでしょうか。スズメやハトと違い何かを啄む動作は落ち着きがあるのだなと思っていると、何かの物音でなのか急に飛び立ってしまいました。白い大きな羽を広げて空を舞う姿もなんともゆったりとした感じです。
 水のある池の方に戻ると、そこには鴨の大群がぷかぷかと浮かんでいます。ぷかぷか浮かびバタバタ水をかき、時折水の中に潜っていくのです。 水面を並んで移動する姿もかわいらしく、その姿は見ていると飽きる事なくずっと見ていられるのです。程よいお天気のときは特に近くのベンチに座ってその姿を見て、何かの物音で鴨が一斉に飛び立ったときが終わりという風に決めています。